こんにちは、FractonのCTO 赤澤です。さてこの度、Fractonとして技術ブログを立ち上げました。私を含めたFractonのチームメンバーで技術系の発信を今後進めていきます。今回は初回ということで、Fractonの概要やなぜ技術系の発信をするのかの背景を綴りたいと思います。
Fractonって何してるの?
最近よく聞かれる質問に、Fractonって何してるの?というものがあります。確かに外から見るとだいぶ分かりづらい立ち回りをしているかもしれません。FractonはWeb3/DAO領域に特化したインキュベーション事業や共同事業を通してWeb3/DAOのエコシステムに貢献することを目指しているチームです。
そのため、特にプロトコルやDAO関連を中心にスマートコントラクトや関連技術のリサーチ及び開発にも取り組んでいます。そんな諸々の活動を通して、いくらか蓄積が生まれてきているため、今回の技術ブログを通してアウトプットの場を作ったというのが経緯です。
Fractonにとってテックとは?
Fractonは設立当初からCTOというタイトルを用意し以来僭越ながら私が務めています。実は、これには明確な理由があります。設立前、Fractonの名前も決まってなかった頃、私と共に共同創業した鈴木の一言がきっかけです。
Web3やDAOの業界は技術が引っ張る業界だから、支援側にも技術が分かるエンジニアが必要だ
これは初めて鈴木から一緒に仕事をしないかと声をかけられた時から一貫して言われていたことであり、個人的にも強く共感できる内容だったので、身内ではあるものの鋭いなと思ってます。
例えば、ParadigmというクリプトVCには多くのリサーチエンジニアが在籍しており、当然のようにCTOがいます。Outlier Venturesというアクセラレーションプログラムを提供している企業にも、同じくCTOがおり技術面の責任を負っています。
Web3/DAOという分野に少しでも足を踏み入れた人であれば痛感しますが、この分野はあらゆる領域が交錯する総力戦を必要とする分野です。特に、テクノロジーが牽引力となる分、技術の理解に付いていけないプレイヤーでは業界の高度化に対応することはもちろん、流れを作っていくということも到底難しくなるでしょう。
その意味で、エコシステムの繁栄に貢献する「庭師」のような存在を目指しているFractonが技術を置いてけぼりにすることはあり得ません。このような背景からFractonは開発会社ではないにも関わらずCTOをおき技術とちゃんと向き合う姿勢をチームとしても大事にしています。
まとめ
私自身、気付けば一年半ほどこの少し特殊なポジションでやっています。このポジションならではの、そして自分ならではのユニークな価値提供は何でどんなスキルが必要なのか、なんとなく見えてきた手応えがあります。
このブログでは、日頃の業務で行ったリサーチや開発で気づいたことや躓いたことを発信することで、業界や今後参入したい方々の力に少しでもなればいいなと思っています。
なにぶん至らないところも多いと思いますが、このブログで今後発信される内容が議論のきっかけになれば幸いです!